教えてサトシ君(Q&A)

Q1.携帯電話基地局ってなに?

A.携帯電話端末と直接電波のやり取りをして交信するのが基地局です。携帯電話端末と電話網の間の通信を中継するの役割を持っています。1つの基地局で通話できる人数は限られているので、都市部の繁華街などでは複数の基地局設備が設置されることがあります。
基地局は基本的に電波を発射する「アンテナ」と「送受信機」で構成されていますが、その規模により〈鉄塔タイプ〉〈ビル屋上タイプ〉〈コンクリート柱タイプ〉〈屋内タイプ〉などさまざまな種類があります。

Q2.電波ってなに?

A.電波は光の速さで空間を伝わる「電磁波」です。電磁波には波の性質があり、波が1秒間に振動する回数を周波数といい、電波は「周波数300万MHz(メガヘルツ)以下の電磁波」と定義されています。
電波には音声や映像などの情報をのせることができますので、通信や放送に利用されてきました。テレビやラジオはもちろん、携帯電話など、すべて電波を利用して情報を送受信しているものです。それだけでなく、電子レンジ、MRIなどの医療機器、ETCシステム、電子マネー(非接触型ICカード)、気象レーダー、GPSなどに幅広く使われています。
電波はまさに、わたしたちの生活はもちろん、現代社会のインフラ構築に欠くことのできない存在であるといえるでしょう。

Q3.携帯電話はどうしてつながるの?

A.携帯電話がつながるしくみ。
①あなたの携帯電話は近くの基地局に「ここにいる」と登録しています。
②あなたが通話ボタンで発信すると、相手機呼び出しの情報や声、メールの内容を乗せた電波はまずこの基地局に届きます。
③次に、基地局から中継してくれる交換局に届きます。
④交換局はあなたが通話したい相手がどのセルにいるのか各基地局の情報から調べ、相手のいる基地局にあなたのメッセージを送ります。
⑤相手の基地局は相手の電話に電波を飛ばし情報を伝えます。

 出典:総務省ホームページ(https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/body/1-01.pdf)
   (https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/img/denpa/kanshi/pamphlet1-05.pdf)